伝統的なお仏壇、特に金仏壇は補修して使うことを前提に、細部の部材まで取り外すことができる組み立て式になっています。破損した部材を修復・交換しながら、代々子孫に伝えられていくのが本来のお仏壇の姿なのです。
そのため、お仏壇のお洗濯の際は、お仏壇を解体し、各部材それぞれを修復・洗浄していくこととなります。
お湯で洗浄して埃やすすを落とし、木地、彫刻、金具などの補修をし、部品交換、締めなおしなどを行い、漆の塗り直し、金箔の貼り直し、蒔絵の描き直しを行いま す。金具は錆を落とし磨いてつやを出します。
それぞれ専門の職人が新品のお仏壇を作るのと同様の行程で行うため、お洗濯後は新品同様の輝きを取り戻しま す。
しかし、どんなお仏壇でもお洗濯ができるわけではありませんので、専門家にご相談下さい。
損傷が激しいため、分解洗浄や一部破損箇所の修復では元通りに戻らない為、仏壇を全て解体して修理し、お洗濯をしています。
お洗濯をすると、分解洗浄よりは修理代が高くなりますが、同じ種類の仏壇を新しく購入するよりは、安くなる場合が多いです。