お仏壇・寺院仏具 洗浄・修復出張クリーニング専門店!

分解洗浄工法

分解洗浄とは

お仏壇をきれいにする、修復するというと、今まではお洗濯(完全塗り直し)という工法しかありませんでした。
お洗濯は、すべて解体して基礎から作り直しますので、お客様は「新しく買うのと同じくらい費用がかかる」ので二の足を踏んでいました。

しかし、分解洗浄技術を用いた当社の工法は金箔・唐木を洗浄し、その後、傷んだ個所に金箔・漆を塗り、安価な費用でお仏壇をきれいにします。

宮殿 洗浄中 仏像・仏具・仏壇を、水をできるだけ使用しない方法、「分解洗浄」を用いてきれいに洗浄します。例えば、今までは戸幅90cmのお仏壇をきれいにするのに、工場内作業で2~3ヶ月の期間を要し、費用は約150万円ぐらいが相場と言われています。全体的な傷みがあり、お洗濯が最適な方法であったかは???ですが・・・。
私どもでは全体的な傷みの激しいものについては「お洗濯」が望ましいと考えます。ですが実際に拝見する中、大半は「表面上の汚れの洗浄」と「部分補修」を施せば、素敵なお仏壇によみがえる症状です。費用も安価で経済的です。
「分解洗浄工法」+「部分補修」コースですと、お洗濯の約1/4~1/5 30万円ぐらいでご自宅にて、3~4日間ぐらいで作業が可能です。
私どもは、もともと化学分野の仕事に従事しておりました関係で、化学理論に裏付けされた合理的な分解洗浄作業を確立し、分解洗浄を取得しました。これにより伝統を残した作業を行い、新たな価格と納期で定評のあるサービスをご提供しております。

分解洗浄のすごさ!

分解洗浄のすごさ!

仏壇の解体修理風景~分解洗浄工法の場合~

・欄間にホコリが溜まり輝きもなくなってきた
・内扉の障子が破れてしまった
・金箔が部分的に剥がれてしまった
・漆がくすんで輝きがなくなった
・灯籠がススで黒っぽくなった

仏壇の解体修理風景

表面上の傷みの段階です。
是非、この様な症状の時にメンテナンスをおすすめします。
傷みが進行していくと、それに比例して費用がかかる場合が多々あります。

従来の苛性ソーダによる洗浄の欠点とは?

油煙やホコリの除去に関しては従来から苛性ソーダによる洗浄が一般的に行われてきましたが、苛性ソーダによる洗浄にはいろいろな欠点があります。

  • 強アルカリ性の苛性ソーダ水溶液は水質汚染に大きな問題を生じるので、洗濯工場には排水処理施設が
    必要になる。
  • ばらさずに苛性ソーダ水溶液の洗浄をするために、ホゾや継ぎ手に苛性ソーダ水溶液が浸透し、
    その水溶液が浸透し、その水溶液が蒸発せずに残留し、木部を痛める。
  • ホゾや継ぎ手に残留した強アルカリ性の苛性ソーダは、大量の水を注いで弱アルカリ性にしても、
    水分が蒸発すると濃縮されて金具などの金属部や木地を痛める。
  • 大量の水の使用は仏壇が水浸しになることを意味し、後になってトラブルが生じることがある。

苛性ソーダによる洗浄は、今でも仏壇メーカーの中では、行われていることが実際にあるが、非常に問題のある洗濯方法であるということも指摘されています。

苛性ソーダによる洗浄に対して当社のお洗濯の最大の特徴は、「水を使わないアルコール溶剤」を使用することにある。
水を使わないので、乾燥が早く、木地へのダメージが非常に少なくなります。

  • 仏壇の解体修理風景 ~分解洗浄工法の場合~

    仏壇の解体修理風景 ~分解洗浄工法の場合~

    昭和10年代のお仏壇ですが、お洗濯するほど全体的に傷んでいないため、分解洗浄と一部損傷箇所の修復を致しました。
    お洗濯をするよりも、分解洗浄と一部損傷箇所の修復で綺麗になる場合が多いです。